「改築 京田辺の家」の基礎工事と水道工事についてです。
■基礎工事
解体が終わった浴室のスペースに、補強の鉄筋を入れた厚さ10cm程のコンクリートを打設しました。 ユニットバスの設置後でもメンテナンスができるように床下は40cm程度の高さを確保しています。 基礎のサイズは新しい土台や柱の荷重を受けられるように少し広く設定しています。
以前、勝手口があり土間になっていた部分。外部の基礎巾木や外壁の下地としてブロック基礎を施工しました。基礎が乾燥した後に土台を金物で固定します。
■水道工事
基礎が乾燥した後、ユニットバス・トイレ・洗面所の水道工事を行いました。 新しい給水・給湯管は耐久性と保温性に優れた樹脂管に交換し、排水管は陶管から塩ビ管に交換しました。 樹脂製の給水管は自由に継ぎ手の位置や長さを変えられるので、リフォームの時には特に便利に感じます。
新しい排水管を外部に通すために、基礎の立ち上がり部分に穴を開けました。 基礎に埋め込まれている既存の給水管を避けつつ、基礎の耐久性を下げないようにできるだけ塩ビパイプに近いサイズでコア抜きをしています。 なお、この地域の場合はトイレの排水は浄化槽に接続するため、お風呂などの排水とは分けてコア抜きを2ヶ所行っています。
解体工事後の洗面所床下配管です。 茶色の配管が銅製の給湯管で、緑色の部分は緑青(ろくしょう)という胴がさびた状態になっています。 写真の給湯管の接手が破損していて、お風呂を使った際にお湯が漏れていたそうです。
■その他
在来浴室の解体中に出てきた岩です。 四方をコンクリートブロックとモルタルで固められていて、解体と撤去に結構な時間がかかりました。 将来、床下点検口から体を入れて水廻りをメンテナンスできるように撤去します。
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