「改築 京田辺の家」の解体業者さんによる解体作業終了後についてです。 9割方解体工事は終わっていますが、設計にかかわる部分や下地の調整が必要な部分が残っている状態です。 断熱改修を目的としたスケルトンリフォームを行うため、天井や床の下地まで解体しています。防犯上の理由から古いサッシは、新しいサッシを設置する直前に解体します。
■DK
写真は解体業者さんに解体してもらった後の状態です。 ここから腐ったり変形して再利用できない木材を、工事の進み具合いに合わせて解体していきます。 右の写真中央にある勝手口前は床にする予定ですので、建具を解体した後に基礎を施工します。 また、床の下地である大引については反りやねじれ等の変形がひどいため、施主様の許可を得たうえで新しいものに交換します。
大引の解体を行いました。玄関ホール側の引き分け戸はそのまま利用するので、敷居の下を補強しています。
■キッチンの窓まわりの解体
古いキッチンが設置されていた壁です。 窓下の木材はキッチンタイルからしみこんだ水分によって、素手で壊せるくらい脆くなっていました。 土の中でサビてしまっている古い給水管や給湯管は撤去しますが、状態の良い塩ビ製の排水管は新しいキッチンに接続して利用します。
キッチン前の窓枠は濡れた食器や調理器具などを置くことが多く、水気を含んで下地の木材が腐りやすい場所です。 この現場も下地の劣化がひどく力を入れると壁がたわむような状態だったになっていたため、外壁を支えている部分を除いて解体しました。 この後、壁を支える下地を新しく作ります。
■浴室の解体
浴室と洗面所の床下には古い銅製の給湯管が通っています。 この給湯管は新しいものに入替えるため、再利用できない木下地や土と一緒に解体します。
新しいユニットバスの設置スペースに合わせて、必要な部分を手作業で解体しました。 浴室の床だった部分は解体すると大量のレンガやコンクリートガラが埋まっていたり、コンクリートで区画分けされており想定していたよりも解体に手間がかかりました。 結局、この浴室については解体と土やガラを外に運ぶだけで2日程かかりました。 奥のタイル貼りの壁は新しく設置するユニットバスに干渉しないため、そのまま残しておきます。
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