素焼きタイルが引き立つ家
リフォームのポイント
- 住みながらリフォーム
 3年前に1階のLDKと和室のリフォームを行った宇治市のお宅です。
 今回もお施主様が生活しながら、2階の居室2部屋を中心にリフォームしました。
- 使いにくかった和室を、使い勝手の良い洋室にして、これまで憧れていた暮らしに。
 無垢材で作った収納付きのカウンターや造作机で、明るいお部屋に仕上げました。
- 鍵がかかりにくくなった玄関戸や、雨漏りの始まった屋根瓦などの家の中で傷んできた部分をやり替えました。
After

以前は畳の上にカーペットを敷いて、家具やテレビを置いていた和室。物も散らかりやすく、窓がふさがって開けにくかったそうです。
洋風のイメージが好みということで、畳敷きの和室から無垢の床板を貼った洋室にリフォームしました。
床板に使われているのは幅の広いオーク材の無垢フローリング。1枚ごとにはっきりとした木目があり、無垢材ならではの味がある床板です。

奥さんこだわりの「窓まわり」です。
西洋風のイメージになるように、窓まわりには素焼きタイルを貼り、特別にデザインした内窓を取り付けています。
カウンターに使われているカエデは肌触りがとても良い素材で、オイル塗装で磨き上げ深みのある色に仕上げました。
写真のように陽が落ちてくると、少しノスタルジックな印象になりますね。

使われていなかった収納の一部を壊して、アフリカの木であるブビンガ製の机を作り付けしました。
少し狭いこの空間はノートパソコンを置いて、自分の時間に没頭できるようにとのこと。

こちらの居室も和室から洋室にリフォームしました。
使われている床板は同じオークの無垢フローリングですが、オスモ製塗料で塗装されています。

鍵がかからなくなってしまった玄関戸。
だましだまし使っていたそうですが、この際に新しい玄関戸に入替えることに。
木調の玄関戸まわりを、深い色合いのボーダータイルが引き締めています。


台風の大雨の影響で雨漏りが見つかった屋根。古くなった以前のセメント瓦は表面のコーティングが剥げてしまい、苔が生えていました。
屋根の下地材はきれいな状態だったため、下地工事のいらない平板瓦で葺きなおすことに。
瓦の玄関戸に合わせて明るめの茶色にして、洋風のたたずまいになりました。
リフォームの内容
- 屋内
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居室1 床:オークフローリング21mm 
 壁:珪藻土壁紙、レンガ調タイル
 天井:紙布壁紙
 カウンター:カエデ集成材オイル塗装
 机:ブビンガ材オイル塗装
 建具:杉障子戸2枚、杉突板戸
 杉4枚折れ戸、カエデ突板6枚両開き戸
 ウッドワンクローゼットドア居室2 床:オークフローリング21mmハバナ塗装 
 壁:珪藻土壁紙
 天井:紙布壁紙
 建具:杉突板戸3枚
- 屋外
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玄関 玄関戸:ファノーバA16 両袖FIX 電池式鍵タイプ 
 タイル:ニッタイガルボボーダー屋根 屋根葺き替え:陶器製平板瓦 
- ■ 場所
- 宇治市
- ■ 築年数
- 30年
- ■ 価格
- 屋内:税込み335万円
 玄関戸:税込み58万円
 屋根:税込み170万円





